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【登録タグ S ヒーリングP 曲 鏡音リン 鏡音レン】 作詞:ヒーリングP 作曲:ヒーリングP 編曲:ヒーリングP 唄:鏡音リン・鏡音レン 曲紹介 ヘタレ男女の一夏の恋の歌。レンはACT1でリンはACT2。 歌詞 (作者ブログより転載) [Hook/Rin&Len] 自重せず満喫だSUMMER なんて言うお前は何様? BOY MEETS GIRL みんな欲しがる 僕と君と行くぞ HERE WE GO! PARADISEが輝くSUMMER 熱らす目的は様々 GIRL MEETS BOY 少しとっぽい 私と君と行くよ HERE WE GO! [1st verse/Rin] 夏だからやっぱり涼しい部屋じゃなくて繰り出そうBlue sea 息苦しい仕事スルーし BGMはRun-D.M.C. 男達は私のスリムで若々しい身体に釘付け の筈が私の薄い胸 これはなんて悪い夢 [2nd verse/Len] 期待以上に快晴の土曜日 砂浜には最高に神々しい水着のレディー達の凹凸に もう恍惚に マジで「HOLD ON ME!」って言わせてえ って考えて ただ眺めてるだけが精々 もう少し勇気がありゃあね 期待するのにLove Affair [Hook/Rin&Len] 自重せず満喫だSUMMER なんて言うお前は何様? BOY MEETS GIRL みんな欲しがる 僕と君と行くぞ HERE WE GO! PARADISEが輝くSUMMER 熱らす目的は様々 GIRL MEETS BOY 少しとっぽい 私と君と行くよ HERE WE GO! [3rd verse/Len] 煌くSunrise 輝くSun Light BABYと夏の甘いFun Time 夢見てたのにどうしてかわかんない この予想外の0勝何敗? もうつまんないなんていつまでも言ってないで当たって砕けろ で声かけた彼女「いいよ」なんて言う これは期待のRendezvous [4th verse/Rin] イケメンと過ごす筈のSUMMER 朝から一人という罠 ナンパしてきた男はまあまあ でも言ってれない我侭 よく見ると結構可愛い顔してるね ブルーハワイのフラッペおねだりで甘い夜へ? 一夏限りのDarling [bridge/Len~Rin] 昼間を焦がし尽くした太陽が沈み二人 夕闇の迷子 このままサヨナラしたくないよ ねえ僕に君の愛を 夏のMAGICで少しPANIC 光を目指す夜の向日葵 まあ こんな恋もたまにはいいかも 素敵な想い出見せてHONEY [Hook/Rin&Len] 自重せず満喫だSUMMER なんて言うお前は何様? BOY MEETS GIRL みんな欲しがる 僕と君と行くぞ HERE WE GO! PARADISEが輝くSUMMER 熱らす目的は様々 GIRL MEETS BOY 少しとっぽい 私と君と行くよ HERE WE GO! コメント 名前 コメント
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Format Title Artist Label Model Number Release Press 2LP BOY MEETS WORLD 仙人掌 DOGEAR RECORDS,P-VINE RECORDS,WDsounds PLP-6942,PLP-6943 2020/07/15 - Side Track Title Produce A 1 99 Til Infinity DJ SCRATCH NICE 2 Boy Meets World CHUCK LA WAYNE,DJ SCRATCH NICE B 3 Penetrate GRADIS NICE,DJ SCRATCH NICE 4 Darlin feat.JJJ DJ SCRATCH NICE 5 Water Flow feat.DICE,RENA GRADIS NICE,DJ SCRATCH NICE C 6 Bottles Up DJ SCRATCH NICE 7 Rap Savor feat.MILES WORD CHUCK LA WAYNE,DJ SCRATCH NICE 8 Show Off GRADIS NICE D 9 So Far GRADIS NICE,DJ SCRATCH NICE 10 World Full Of Sadness additional vocal by SOGUMM DJ SCRATCH NICE PERTAIN RECORD AMAZON BOY MEETS WORLD[完全限定プレス] [Analog] HMV 仙人掌/Boy Meets World PERTAIN CD AMAZON BOY MEETS WORLD HMV 仙人掌/Boy Meets World
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【初音ミク】 GIRL meets BOY (オリジナル) - AEGIS http //www.nicovideo.jp/watch/sm1236936 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1236936 Vocaloid2のオリジナル曲 使用Vocaloidは初音ミク 製作者はAEGIS氏 一つ前のページにもどる
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アーティスト:TRF レベル:1 登場回数:3(レギュラー版第21回、第22回、第33回) 挑戦結果 マルシア&華原朋美:成功(レギュラー版第33回)
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YL 語数 語彙数 ジャンル フォーマット 1.3 1,810語 300語レベル ペーパーバック 名前 コメント
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アーティスト:TRF レベル:1 作詞・作曲:小室哲哉 歌唱部分:1番Bメロ途中(あなたと過ごした日は〜) 地声最低音:mid2C#(20世紀で) 地声最高音:hiA(過ごした等) 裏声最高音:hiE(少女の夢、みなみへと) TRFの7枚目のシングルで、「コカ・コーラ」のCMにも使用された。 この曲で第45回NHK紅白歌合戦にトップバッターとして初出場を果たした。 基本的には音程の上下は激しくないが、レベル1にしてhiEの裏声に突然跳ね上がる。前後の音は1オクターブ低いmid2Eで、これが2回訪れる。 さらにラスサビの場合はキーが一つ上がりhiFとなるため、高音が苦手な女性は門前払いされかねない。 タッグで歌う時は隣の出演者をいじらないように。
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act.2 <GIRL meets boy> 翡翠は、その家に養女としてもらわれていくことになった。 初めて来た日のことは、いくつになってもはっきりと思い出すことができた。 翡翠の生まれた小さな村は、侵魔との戦いに巻き込まれて村ごと消滅した。 その事件で、5歳だった翡翠はただ一人生き残った。 理由はわからない。 侵魔が見逃したのかもしれないし、あるいは後に翡翠がなることとなるウィザードとしての素質が彼女を守ったのかもしれない。 それでも結局、彼女が身寄りを失ったことにはかわりはなかった。 身寄りを失った翡翠を見つけたのは、侵魔に村が襲われたことを知り、訪れた近くのウィザードだった。 侵魔関係で身寄りを失った翡翠のことを不憫に思ったのだろう。そのウィザードは知人の家に彼女を預け、養子とすることにした。 そして彼女は、とてつもなく大きな木の門の前に立つことになる。 少女を拾った男が中から出てきた大男と話をしている。 難しい話をしていたのはわかるが、彼女には何を話しているのかまではわからなかった。 話が終わるか終わらないかの内に、翡翠は中から出てきた大男に手をひかれた。 彼女は、急に怖くなって自分を拾った男の方を見る。 男は、翡翠の方をしっかり見て言った。 「恐れることはない。この方はお前の父となる方だ」 翡翠にはその言葉の意味はわからなかった。けれど、男が真摯な目でそう告げたので、そうなのだろうと納得した。 怖がることはない、そう心の中で繰り返し、大男の手を握り返す。 怖くないわけがない。誰一人見知らぬ土地で、何が起きるかわからない不安で翡翠は押しつぶされそうだった。 大男はそんな華奢な少女の手を握ったまま、やや質素なつくりの屋敷の中に入っていく。 屋敷をある程度連れまわされた後、とある一室に入ると、その部屋には先に二人の人間がいた。 板張りの―――後に道場という場だと知る―――部屋にいたのはどこかやる気のない、翡翠よりも大分年が上であろう娘。 そして翡翠と2、3しか違わないだろう、その瞳を楽しそうに輝かせた活発そうな少年だった。 初めて会った時のことを、翡翠はいくつになっても忘れない。あれほどに鮮烈な出会いは、おそらくはこれからもないだろう。 自己紹介をされ、翡翠は戸惑う。 何をどうしていいのかわからない翡翠は、おどおどとしていた。それを見て、少年が翡翠に近寄ってくる。 彼女があまりの事態に混乱していると、少年ははっきりとした声でたずねた。 「お前、名前は?」 強いまなざしにさ混迷を深めながら、それでも何を話せばいいのか方向性を与えられた彼女は、泣きそうになりながら答えた。 「ひっ……ひすい、です」 「ヒスイ? うん、いい名前だな。よく似合ってる。姉上とは大違いだ」 「なーにか言ったー?この馬鹿愚弟」 少年が一言余計な言葉を付け加えるのを聞いていたらしい年上の女性は、表情を変えぬまま少年に向けて容赦なく拳骨を落とした。 人間からしたとは思いがたい音を立てながら、顔面から板張りの床へと墜落する少年。 あまりの音に、少年が死んでしまったのではないかと翡翠が心配になったほどだ。 しかし直後、少年はがばりと身を起こして女性へと猛然と抗議する。 「何すんだこの暴力姉っ!」 「アンタの言葉の暴力のせいであたしの心は酷く傷つきました。慰謝料としてとりあえず巻き藁の刑に処そうと思うんだけどどう?」 「イヤに決まってんだろうがっ!?っつーかその程度で傷つくほど繊細な神経してねぇだろ―――」 「はぁい、今の言葉で刑が今すぐここでリンチにレベルアップしました。―――ってわけで、死ね」 どこからか取り出された木刀によって少年を唐竹割りにせんとする女性。それを神がかった反射神経によって白刃取りする少年。 ぎりぎりと力が拮抗する中、その緊張感に満ちた時間は唐突に終わりを告げた。 終わりを告げたのは、今までそのやりとりを見ていて混乱の局地にあった翡翠だった。 正確には。きゅるるるる、となんともかわいらしい生理現象が部屋中に響いてしまったからだったのだが。 その音に顔をりんごのように赤く染めて恥ずかしそうにうつむいてしまう翡翠。 恥ずかしさで頭が満たされてしまい、この場から消えてしまいたいほどの衝動にかられる彼女に、声がかかった。 「そーいやもう昼飯時だっけ、俺も腹減ったー。話はここじゃなきゃできないわけでもないし、昼にしようぜ」 「……それもそうね。何より今日から新しい家族になる子にひもじい思いさせてるとあっちゃ家の恥だし」 少年の声に、女性が頷いて木刀を納める。 助かった、と小さく呟いて、少年は翡翠の正面までやってくると手を差し出した。 彼女は差し出された手の意味がわからず、じっとその手を見ていると、少年は言った。 「ほら、行くぞ。お前まだどこに何があるかわかんねーだろ?」 その言葉は乱暴だったがどこか優しくて、おずおずと掴んだ手は暖かかった。
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girl meets boy:again ◆PuVQoZWfJc ただ黙々と夜の中を一人彼女は歩いていた。奪った武器はデイパックにしまってある。実際は なくても構わないのだが。ついさっき三人の人間を殺しただけ、彼女にしてみればたったそれだけの事だ。 それなのに何故か彼女は苛立ちを覚えていた。思い出すのも先程の三人だ。おかしな体の、男の方に過剰に 献身的だった少女、彼女を失って気が触れた男、そして最初に殺したわざわざ間に割って入って来た馬鹿な少女。 それぞれに誰かが誰かを庇おうとする。その姿は彼女、ルーシーには甚だ不快な茶番にしか思えなかった。 以前、遠い、遠い何時かに同じような事があったような気がするが自分のこれまでを振り返り、思い違い だろうと忘れようとする。それでもあのアンジェリカという少女の断末魔の光景が、頭の奥にちらついて離れない。 老若男女問わず人間は殺したことがある。今更気になるような事もないはずなのに。 たとえ偽物の気持ちでも本気で男を守ろうとした少女、それが次に男の事を意識を向けさせた。最後の時には 明らかに自分ではない誰かに執心していた男、加害者の癖に弄んだ相手に情が移る。そして最後に無関係 なのに互いを諌めようとした少女、全てが全て不細工ないつかの鏡写し、デジャヴというにはあまりに わざとらしい光景に見えた。 これがマリコの狙いの内なのだろうと思いながら、古びた建物にたどり着く。ホラー映画に使われるような 洋館が眼に入る。ルーシーは何の感慨もなく館の中に足を踏み入れると館の前に誰かが立ち往生している。 背は自分より低く子供であることはすぐに分かった。 (また子供か、まあいい、コウタの事と他に仲間がいないかを聞いたらさっさと済ませよう) 先程の事もあるので毛ほどには用心してその影の主である者に距離を持って声をかける。相手の方は 「うわあっ!」と大声を挙げると文字通り飛び上がってこちらを見る。なんとも緊張感のない奴だと思う。 あまり近づきすぎて自分の今の「臭い」や所々に散った返り血を見られたら話にならないのでこちらから ライトの明かりを相手の頭に投げかける。逆光でこちらの様子はわかりにくいはずだ。 まだ声変わりが済んでいないようだが少年のようだった。わずかに殺意が増すのを実感するが堪えて 必要な事を問いただそうとするが、少年の方が先に話しかけて来てしまった。 まあいい、いつでも殺せる。そう思って話を聞いてしまう。思えばこの時に殺してしまうべきだった。 ルーシーは後で、そう後悔する。 「あの、あなたって、生きてる人ですか、それとももしかして、僕みたいに、一度死んだ人?」 言っていることがさっぱり分からず片方の眉が上がる、出任せを言って煙に撒こうという風には見えない。 むしろ心配事が自分だけの事かどうかが気がかりでしょうが無いといった様子だ。 「その言い方だとまるでおまえが死人から生き返ったみたいに聞こえる」 「えっと、なんて言ったらいいのかな。たぶんその通りなんだ、僕確かに死んだっていうか助かった はずないって言うのが正しいんだけど、えっと、うーん」 こちらの反論を受けて少年はしどろもどろになりながら、しかしこちらの指摘を肯定しつつ言葉を探している。 もしかしたら思ったよりも重要なことをこの子供は知っているのかもしれない。そう思いそれまでの考えを改める。 「あ、そうだ、このルールブックに優勝した時の褒賞に死人の復活含むって書いてあるじゃん。たぶんコレが本当 だって言うために俺たちを生き返らせたんだと思うんだ。僕だけじゃない,,,,,,,,,他にも僕より先に死んだ奴や その、び、病気で植物状態みたいになった奴もいて、何ていうか参加してる奴が多すぎるんだよ。龍宮島にはもう 人、僕みたいな年の子なんてほとんどいなくってさ。それもどんどん死んじゃって」 声の調子がどんどんとトーンダウンしていく。説明の為に自分の事を思い出している内に思い出したくもない事まで 思い出してしまったようだ。だが今の落ち着きを取り戻しきれていない所を見るに嘘は言っていない。頭が完全に 錯乱しているわけでもないのならの話だが。 「そうか、お前だけがそう言うならまだしもお前も生きてるはずがない人間を見ているのか」 そうか、ともう一度呟いてライトを消す。少年の息を飲む声が聞こえるが気にも留めずに次の質問をする。 「今さっき僕たちと言ったが、知り合いは何人くらいいるんだ、どんな特徴があって、どんな性格なんだ、いや その前に、名前を聞いてなかったな。名前はなんて言うんだ、私は.....私の事は......周りの者はルーシーと呼ぶ」 随分と歯切れが悪くそう言うのにも若干躊躇し、名簿にもそう書いてあると小さく吐き捨てる。 言ってしまってからルーシーはしまったと思った。これからの事を円滑に進める為につい名乗ったが始めにマリコに 名前を呼ばれている。この子がそれを覚えていれば全ては無意味となる。内心で悪態を吐きながら仕方がないと 自分の見えざる手、ベクターを振り上げる。しかし首を刎ねる前に少年は答えた。安心しきった声を上げて。 「僕っ......!衛!小楯 衛って言うんだ。よろしくルーシーさん」 どうやら名前自体は覚えていなかったようだ。衛は続け様に先程の質問に次々と答えていく。 「えっと僕の、僕の友達に近藤剣司ってのがいるんだ、よく一緒にいてさ、どっか偉そうなんだけど影が薄くて 押しも弱くて好きな女の子に告白もちゃんとできなくってさ、まあ、もう告白できなくなっちゃったんだけど、 とにかくイイ奴なんだ!なんか普通っていうのが一番合ってるかな。それから春日井甲洋っていう奴、 こいつは凄い奴なんだ!イイ奴でそれでいて凄くて、強くて........それから..........それから..........」 衛の口から次から次へと知り合いの名前が出てきてルーシーは閉口した。嬉しそうに話したかと思えば 時折悲しげに声が小さくなったりと忙しなく喋り続ける。ライトの明かりを消したのに彼の表情はなぜか 有り有りと浮かんで見えて、終わりまで聞く頃には随分と時間が経っていた。 とりあえずこの話で分かったことは、衛の知り合いは間接的な者も含めてどうやら8人もいるらしいという事、 その中で一騎と総士という二人は親友同士という事、近藤というのは咲良という女が好きだと言うこと、 途中同じことを言ってるのではないかと疑いたくなる程に色恋沙汰が重複しているので止めようかとも思った。 そして、衛以外には翔子という者も死んでいるはずだと言う事、これは彼以外も知っている事だそうだから 問題ない。そこまで聞いてルーシーは考える。むっつりと機嫌の悪そうにしている彼女とは対照的に衛は知人の事を 語っている内に落ち着きを取り戻していた。そして彼女の妙な空気を受け変に誤解をする。 「あ、ごめん、僕だけ一人でずっと喋っちゃって。そうだ、ルーシーさんにはいないんですか、大切な人」 遅まきにこちらの不機嫌を感じ取り気を使ったのであろうが、その質問は彼女の思考を振り出しに戻すのには 充分だった。 「............いる、取り返しの付かないくらい私が傷つけてしまった人が、私と関わったばかりにこんな事になってしまった人が」 言いながら目を細めて空を見つめる。まだ許してもらえていない。もう許してもらえない。あの人に。 聞いた衛もその言葉に何かを感じて言い淀んでしまう。彼の方から表情を窺い知ることはできなかった。 「この後、どうするんだ」と彼女はそれだけを短く聞いた。 自分でも完全に予定と違っていた。自分に何か有利になること、必要なことを聞いたらさっさと殺してしまおうと 思っていたのに、コウタを思い出したからなのか、先程の3人を殺した事が何か影響与えたのか、それとも この目前の少年が犬っぽいからだろうか、「今は」その気が失せてしまっていた。 「島の皆を探して、首輪を外して皆で逃げる。一緒に助けられる人は助けようと思う。ルーシーさんは大切な人を 探しにいくの」 衛の返答を聞いた後質問に頷く。暗闇の中で見えたかは分からないが気にせずまた質問を返す。 「首輪を外すアテはあるのか」と、衛はここに来て初めて自信あり気に鼻を鳴らした。 「僕、実は機会にはちょっと強いんだ。昔のラジオとかもすぐ直せたし」 その返答にルーシーは自分の気が変わった理由を殺す必要がないからだと結論を出した。 ラジオと爆弾を一緒くたに扱うのは緊張感か知識あるいはその両方が欠如しているからに相違ない。 放っておいても死ぬだろう。だから殺したい気持ちも沸かないのだと。 「工具があって首輪が調べられればたぶんすぐ外せると思うんだけど」 そうか、と全く付き合わずにこぼす。この少年は今まで見てきた人間のどれとも違って見える。それがルーシーに 疑問を抱かせる。ごく些細な興味から当たり前だと思っていることを聞く。この大会で優勝しようとは思わないのか、と 「それじゃあ皆を守った意味がなくっちゃうよ。僕は、また皆を守るんだ、それだけ。どこまでやれるかわかんないけど」 「お前はまた死ぬんだぞ、折角生き返ったのに、まだ生きていたいとは思わないのか」 その言葉に忘れたばかりの苛立ちが蘇って来るのを感じながら理解出来ないとばかりに言う。言葉に怒気を孕み始める。 「また死ぬのは怖いよ、でも友達が皆、自分を残して死ぬなんて、それも......考えられないくらい怖いんだ」 星も見えない夜を見上げて少年が呟く。ルーシーは既視感を覚えながらベクターの用意をする。 気付けば体が震えているがそれが怒りなのかそれとも別の何かなのかは分からなかった。衛はまたも 押し黙ったルーシーを見て、正確にはほとんど見えてなかったのだが、続けて冗談のように言う。 「なんだったら、ルーシーさんも守ってあげよっか?」 その一言に頭が真っ白になる。たった今告げられた言葉がよくわからない。 「たぶん、この戦いが終わったら、僕たちはまた死んじゃうんだと思う。だからここにいる間にできるだけ多くの人を 守ってあげられたらって思うんだ。ルーシーさんだって例外じゃないよ」 そう言われてルーシーの体が震える。肩から揺れ、腹、足と全身を震わせてやがて堪えきれなくなったのか 声が漏れる。どうやら笑っているようで、信じてもらえていないが少しは気が楽になったのだと思うと、衛は口を尖らせつつも 明るい調子で「そりゃ僕は腕っ節は全然だけど、そんなに笑わなくても」と言う。 「っふふ、悪かったよ。それじゃあ、早速見張りをしてもらおうか」 そう返すとルーシーは衛の横を通って漸く館に入る。「見張り?」衛の声に疑問符が浮かぶがすぐに 「少しシャワーを浴びてくる、ここにあればの話だが」と答える。動揺した少年に入って来たら殺すと告げて玄関を占めて 館の中を探索する。玄関内側のスイッチを入れると館のあちこちと玄関に明かりがつき、見渡せばトイレの標識が見えて そこに入ると上の服を脱ぎ急いで洗い、裏返しにして着る。臭いが残っているので同じことを繰り返す。 夜が開ければあの少年も自分の姿に気付く。血を隠しても無駄な事だ。夜が開ければ終わりのはずだ。 あんな態度も翻り、自分を他の奴らと同じく自分を化物と見なすだろう。夜が開ければ終わりのはずだ。 なのに何故自分がこんなことをしているのか、自分でも分からない。さっさと殺してコウタを探さないといけないのに......... そんな風に悩んでいると館の明かりが急に消えて、玄関から衛の悲鳴が聞こえてくる。我知らず急いで駆け戻るが 玄関は開いていない。敵は外で最悪罠の可能性もあったので物陰からベクターでドアを吹き飛ばすとまたも衛の 声が聞こえる。ドアと一緒に吹き飛ばしたかと思ったが、玄関脇で腰を抜かしていた。「何があった」と聞くと彼は 「怖かったから中に入ろうとしたらいきなり明かりが消えたのでまさか本当に殺されるのかと思った」と正直に告げた。 目の前の少年はつくづく足手まといだと思いながら彼女は安堵している自分にはまだ気づかない。 確かめたい気持ちとこのままでいたい気持ちから、しばらく様子を見ようと言い、彼とこの場に残ることにした。 不意に頭の奥がちりちりと痛み出していたが、彼女はそれも無視して衛と不器用な会話を続けていた。 「まだそんな時間経ってないですけど、ルーシーさん、よく無事でしたね」 「ああ、人を殺したことは.........ないからな」 アンジェリカが脳裏に浮かぶが軽く頭を振ってその事を打ち消す。妙な間に一瞬衛は違和感を覚えるがすぐにまた別の 話をし始めて、ルーシーはそれに短く相槌を打っていた。コウタを探しに行くはずだったにも関わらず。 【一日目 D-3 洋館 黎明】 【ルーシー@エルフェンリート】 [状態]:頭痛(微小) [装備]:FN P90(45/50)@現実 、ジェリコ941(16/16)@現実 [道具]:基本支給品×3、FN P90の予備弾倉×1@現実、ジェリコ941の予備弾倉×2 未確認支給品0~7 [思考] 基本:人間を皆殺しにする 1:コウタ............. 2: こいつは............ 【小楯衛@蒼穹のファフナー】 [状態]:不安(小) [装備]: [道具]:基本支給品、ノートパソコン(コンセント付きバッテリー切れ)@現実 USBメモリ@現実 [思考] 基本:龍宮島の皆以外の人も守れなら守りたい 1:今はこの人に付いていてあげないといけない気がする。 2:皆に会いたい 備考:マスクドが発電所の電源を落としたのでいくつかの施設に電気が途絶えました。 :小楯衛は本編で捻れた後という設定 029 天使~Angel~ 投下順に読む 031 フラスコの中の小人 028 フォークト=カンプフ検査法 時系列順に読む 000 胎動 小楯衛 040 宿縁 007 黄昏 ルーシー
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A Boy(?)Meets A Girl(?) ◆1yqnHVqBO6 「あの~、そこの人~?」 彼がその場所に到るまでに通過したのは街道や草原。 地図を見ると近くに街があるようだが 彼が生まれ育った場所を考えるに顔見知りの多くは砂漠を目指すだろうと考え、 南を目指すことにしていた。 途中でソレを見つけたのは普段その色が砂漠育ちの彼には馴染みがなかったことと、 巻き込まれている殺し合いという状況が感覚を鋭敏化させていたことが大きいだろう。 林、木が密集している場所。緑が集まった場所に自然と出来る物。 砂の色に慣れていた少年に草木の持つ力強い緑色は些か刺激が強すぎ、 だからこそ、その中にある違和感を見つけることが出来たと言える。 視線を向けると慌てたように木の後ろへと隠れた物体。 しかし、完全に隠れることは出来ずどうしてもはみだしてしまうものがあった。 「……スカートが飛び出てるすよ?」 その言葉に木からではなく木の少し先の位置から驚きの声があがり、 遅れて木に収まりきらなかったスカートの裾が 小動物を思わせる動きで木の後ろへと隠れる。 その動きと同時に反対側から右脚が飛び出たのはご愛嬌というべきか。 しかし、それら一連の醜態か喜劇か判別しづらい行動すら隠すかのように シオが呼びかけた相手は沈黙を保つ。 「もれ、戦う気はねえすよ」 そう言いながらシオは背負っていたリュックを地面に降ろし両手を挙げる。 「ひ、一つ訊いてやるですう。」 ここまでして引き出したのが怯えたような、それでいて居丈高な言葉。 それでも歩み寄りに成功したという事実は変りなく、 少年は満面の笑みを浮かべ大きく頷いた。 「そのお前の側で浮いている人形は何ですう?」 その問いかけにシオは一瞬顔を強ばらせる。 彼にとって傍らで付き従うかのように浮かぶ人形と称されたものは 護神像アールマティ。 彼と多くの戦場を潜りぬけた“機械”であり、 ある意味で彼の戦力の源というべき相手。 声が発せられた高さや、木からわずかに覗き始めている顔から 相手の正体のおおよそはほぼ掴んでいる。 だからこそ危険だと彼の戦士としての勘が告げるが 対峙している者の目に浮かぶ涙や震えたる肩を見て少年は心を決める。 「護神像アールマティ。もれの友達す」 その答えを聞き恐る恐る目の前のソレは姿を現す。 構えられた如雨露の形をした武器らしきモノ。 赤と緑にハッキリ別れるそれぞれの眼。 砂漠で行動するには甚だ不適切であろう丈の長いワンピースらしき服。 しかし、それ以上にシオの肝を冷やすのは人間にはありえない小ささ。 間違いようのないほどに目の前の少女のような物体は機械であった。 「戦う気は?」 「無いすよ」 シオの即答に目の前の機械は体の力を幾分か和らげる。 「わかってくれたすか!?」 「信用する気はねえですけど…… だからってお前をしばき倒してもしょうがねえですから」 「それでも嬉しいすよ!」 挙げた両手はそのままにその喜びを体いっぱい表現するシオ。 それを見て少し照れたように顔を背けながら 「とりあえず情報! それが先ですう。あの真っ黒オヤジのこととか」 「あ、それはもれ達と戦っていたコトって奴すね」 「っていきなりぃ!? ちょ、ちょっと詳しく教えやがれですう!」 シオの言葉に機械は仰天したような表情を作り、 少年に先を促す。 それを彼は降ろした手で制し、ゆっくりと言う。 「その前に、ここは危ねえすよ。移動しながらのほうがいいと思ったり」 その提案に一瞬だけムッとしたような顔をするが しょうがないという風に頷く。 その子どもらしい様子に シオは笑いながら制するために突き出した手を下げる。 「じゃ、改めて……どうぞヨロポコ」 仕切りなおすかのようにシオは握手を求める。 それにブツブツ言いながらも応じる信じられないほどの小さな手。 大切な人と一緒に一度はいなくなった初めての機械の友を少年に思い出させる手。 満面の笑みを浮かべながら少し場違いなほど彼ははしゃぐ。 「嬉しいす! コレでお友達すな、機械の人!」 「いや、何を勘違いしてやがんですか!?」 握手した手をブンブン振り回されながらも 機械は――ローゼンメイデンの第3ドールである翠星石は思わずツッコミを入れる。 後ろで彼女が先程まで隠れていた警戒の表れであり、 能力の発言の証でもある木が地面へと戻っていくのを二人は気づいたのだろうか。 【G-5/1日目/深夜】 【シオ@waqwaq】 [状態]:健康 [装備]:アールマティ@waqwaq [道具]:基本支給品、不明支給品 [思考・状況] 基本行動方針: 戦わずに済む道を探す 1:目の前の機械?人形と落ち着ける場所に移動しながら情報交換をする。 【翠星石@ローゼンメイデン】 [状態]:健康 [装備]:庭師の如雨露@ローゼンメイデン [道具]:基本支給品、不明支給品×1~2 [思考・状況] 基本行動方針: 蒼星石達とは戦わないで済む方法が欲しい 1:目の前の人間?と落ち着ける場所に移動しながら情報交換をする。 【アールマティ@waqwaq】 防人の専用武器。合体すればあらゆるものを変形する左手で食ったり吐き出したり出来る。 所有者の変更の際には今までの持ち主がアールマティに喰われるか死亡する必要がある 食べられた場合には所有者の記憶がある程度護神像に蓄積される。 【庭師の如雨露@ローゼンメイデン】 翠星石の固有武器。木の動きや成長を操ることが出来る。 Marked For Death 投下順 4と6 ~バトルロワイアル同盟~ Marked For Death 時系列順 4と6 ~バトルロワイアル同盟~ GAME START シオ 誰かの願いが叶うころ GAME START 翠星石
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Boy meets Girl and Gay ◆j1I31zelYA 「あらあら、タバコの自動販売機があるわ。前のプログラムと違って、気が効いてるじゃない」 海洋研究所の敷地に小さな喫煙スペースを見つけて、いそいそと腰を落ちつけた。 ふぅ、と人ごこちついたところで、背負っていたディパックを降ろす。 まずは、全ての参加者が等しくする行動――支給品の確認が待っていた。 二度目であるだけに、その行動を行おうという頭の切り替えは速い。 そう、『突然に殺し合いを強制されて、配られた支給品を確認する』という行為を一生のうちで経験する人などほとんどいないだろうけど、彼――もしくは彼女にとっては二回目だった。 「アタシ、死んだはずなのよねぇ……」 本人の記憶が正しければ、彼――月岡彰は、バトルロワイアルに巻き込まれて死んでいる。 死の記憶は、ごくあっさりとしたものだった。 というか、死を迎える一瞬前まで、彼は自分が死にかけていることにすら気づいていなかった。 くぐもったドン! という音。それが、最後に知覚していた全てだった。 記憶はそこでとぎれているが、きっと、首輪が爆破されて死んだということなのだろう。 「『神様の力』ってやつを使えば、死んだ人でも生き返らせることができるのかしら。 優勝の報酬は大きそうだし、見せしめで殺されちゃうコもいないし、前の『プログラム』よりは人道的かもしれないわねぇ」 『人道的な殺し合い』という言葉が、ちょっとおかしかった。 考えにふけりながらも、手を動かすことは忘れない。 ディパックの中を探ると、すべすべした金属のようなものにぶつかった。 拳銃ではないようだが、どうも平べったくて、つかむ部分が見当たらない。 思い切って、ディパックをひっくり返してみる。 食料やペットボトルがバラバラと転がり落ちて来ることを彰は予期したが、しかしそうはならなかった。 にゅっ 「きゃあっ」 どこ○もドアを取り出す、ネコ型ロボットの映像が近いかもしれない。 明らかにディパックには入りきらない大きさの円筒が、ディパックの口からするすると吐き出されたのだ。 「ゴミ箱……かしら」 銀色の光沢をはなつ、奇妙な円筒だった。 脚部には三つのタイヤが取り付けられ、上の方にはカメラのようなレンズ。 「武器じゃなさそうね。……他に色々と突っ込みどころもあるけど」 透明なレンズが、じっと彰を見つめている。 ……まぁ、使い道が分からないなら無視しよう。 「それにしても……ポケットに小銭ぐらいは持ち歩いておくんだったわね。せっかく眼の前にタバコがあるのに」 月岡彰は重度のヘビースモーカーである。 前回のバトルロワイアルでは、桐山和雄を尾行していたせいで自由に喫煙できなくて、苦しい想いをしたものだ。 その経験があるが為に、今回のバトルロワイアルでタバコの自動販売機を眼の前にして、抑えきれない喫煙欲が湧きあがりつつあった。 「……誰も見てないし、別に壊したっていいわよね。 殺し合いの会場なんだから、どう使ったっていいはずだし」 こういうお行儀の悪い真似はあんまり好きじゃないんだけど、と片足を振り抜き、 ――ガスッ! 渾身の蹴りを叩きつけると、面白いように自動販売機は震動した。 ぽろぽろと、受け取り口からタバコがこぼれだしてくる。 やった。案外簡単なのね。 ヴァージニア・メンソールがないのは残念だけど、と彰はタバコを拾い上げ、 ――ウーウーウーウー!! ウーウーウーウー!! 救急車のサイレンを攻撃的にやかましくしたような、甲高い音が一帯に響いた。 しかもその音は、彰に支給された円筒から発生しているのだった。 なに、この音。 緊急事態(エマージェンシー)ってやつ? 『自動販売機Dー3。不具合を確認。不具合を確認。器物損壊の疑いがあります。器物損壊の疑いがあります』 機械的な音声が状況を解説してくれる。 うーうー、とやかましいサイレンを鳴らして、ゴミ箱からにゅっと伸びるアーム。 すうっと前傾の姿勢になって攻撃態勢を取る。 その攻撃対象は、もちろん彰であるわけで、 彰は逃げた。 ロボットは追いかけて来る。 まるで宙に浮いているかのように、滑らかにスピーディーに地面を駆ける。 捕まったらどういうことになるのか。 それは分からないけど、良い予感はしなかった。 何の変哲もない円筒であるはずなのに、怖い。 言葉の通じなさそうなところが怖い。無駄に怖い。 「ちょ、ちょっと何なのよぉ~。確かに未成年の喫煙はいけないことだけどぉ~っ! それぐらい誰でもやってるじゃないっ!! 三村くんはスポーツマンだから吸わないけどっ!」 聞いてもいない好みの男性の特徴をまくしたてながら、逃げる。逃げる。 なんで生活必需品の調達をしていただけなのに、こんな支給品に追い回されなければならないのか。 ロボットは速い。振り切ることができない。 真夜中の研究所中庭を駆けながら、彰は焦った。 なにより、追尾するロボットのサイレンが問題だった。 静かな広い施設で、こんなけたたましい音を立てるものに追われて、目立たないわけがない。 もし、桐山和雄のような人物にこの音を聴きつけられたら――。 「ぎにゃぁぁぁ~っ!」 ほうら言わんこっちゃない。 やはり彰の他にも誰かが、この施設にいたのだ。 しかも悲鳴だった。前方から聞こえた。 パニックになった野良猫のような、奇声じみた悲鳴だった。 彼女も襲われている? だとしたら大・大・大ピンチだ。 殺し合いに乗った人間と、なぜだかロボットに挟み撃ちにされるなんて。 どうしよう。 どこかの建物に逃げ込むか。 それとも両者の中間点にある十字路で左右に折れるか。 前者を選ぶとしたら、向こうの襲撃者の顔くらいは確認したかった。 建物内を移動する最中にふいと出くわしたらたまらない。 街頭に照らされて、追われる方の少女の姿がくっきりする。 白いブラウスにネクタイ、チェックのスカートをはいた少女だった。 大人びた顔立ちにかかる、赤いフレームのメガネが薄暗い中でも目立った。 「そこのひとどいて~っ! もしくはコイツを代りに引き受けて~」 かなり酷いことを叫びながら、メガネ少女が近づいて来る。 そう言われても、彰にだって余裕はない。 余裕があれば助けたのかと問われると、たぶん助けなかったと思うけど。 そんな少女を襲っているのは誰だ。 彰は、その更に背後に目をこらした。 「ナフナフナファーッ!!」 『顔のついた果物』に、追いかけられていた。 バレーボールのような大きさに、彫りが深く刻まれた『顔』。 ガッチンガッチンと、鋭い牙を打ちならして迫って来る。 「はァ!?」 思考停止。 気づけば2人は十字路を同じ方向に曲がり、ロボットと『果物』から共に逃げていた。 「なになになんなのぉあれぇ~っ!?」 「知らないっ! ディパック開けたら出てきたの! って言うか、そっちこそあのロボット何ぃ~っ! くっそぉ、エヴァがあれば踏みつぶしてやるのにぃ~っ!」 後ろを振り返れば、ウーウー警報を鳴らすロボットとナフナフ吠える果物(?)が仲良く並走して追って来る。 これじゃあギャグ漫画のワンシーンじゃない、と彰は悪態をついていた。 そこに―― ――ひとつの影が、横切った。 青いジャージを着た、背の高い男だった。 彰たちと謎の生物の中間地点――彰たちを守るような位置にすっくと立つ。 ちょっとあなた、と彰は声をかけようとして、 ひゅん 素振りみたいな動きで、男が『何か』を振った。 とてもキレイな動きだった。何かの球技をやっている人なのだろうか。 スポッ そして、男に突撃しようとしていたロボットと果物は、消えた。 手品のように、ぱっと消失していた。 男は振り抜いたその手に、支給されたディパックをぶらさげていた。 ああ、そうか。 ディパックからにゅるっと出て来たのだから、ディパックに戻してしまえばよかったんだ。 実に鮮やかな手際だった。 あまりにも単純な、しかし鮮やかな手際に、彰は思わず見惚れてしまう。 隣の少女も、似たような塩梅でへたりこんでいた。 そんな2人に、男は堂々と無警戒に近づいて来た。 「お前たち、大丈夫か?」 まぁ、本来なら『危険人物ではなさそうだ』と安心したり、あるいは『この男は本当に安全な人物か?』と疑ったりするところ。 しかしこの時、彰が思ったのは、 (あら、いい男。 三村クンみたいにキザなタイプじゃないけど、なかなかのイケメンだわ) というものだった。 ◆ どうしてこうなった。 支給品を確認しようとしただけなのに、どうしてその支給品に襲われなければならないのか。 そんな理不尽な想いで逃走していたところを、通りすがりのメガネの男に助けられて、しばらく後。 マリと助けてくれた男ともう一人の男――というかオカマは、総合研究棟の受付裏側の、ちょっと人目にとまりにくいスペースで話し合いをしていた。 殺し合いの真っ最中に、偶然出会ってすぐに話し合いに移行する3人の男女。 本当なら、不審とか不信がありそうな場面だけれど、あまりそういうのはなかった。 人間には、空気を読むスキルというものがある。 あれだけ気恥ずかしくバタバタした後に、『さぁオレが生きる為に死んでくれ』などとシリアスに言いだす者がいたら、そいつはよっぽど度胸がある奴に違いない。 少なくとも、気まずさに耐えきれるという意味で。 そういうわけなので、話題は自然と『さっきのアレは何だったんだ』というところから始まった。 答えは、マリのディパックの中にあった。 「あった。説明書はっけーん」 「まずそっちを読んでから支給品を出しなさいよ」 オカマちゃん――月岡彰というらしい、の突っ込みが飛んでくる。 「だって、ディパックをごそごそしてたら怒って飛び出してきたんだもん」 そこにはこう書かれていた。 『眠れる果実(スリーピング・フルーツ) 天界の限られた島に自生している果物。 眠られているところを起こされると、凶暴化する。 ディパックに入っている間は眠っているので、他の荷物を荒らされる心配はありません』 えーと……これで『説明』をしたつもりなんでしょうか。この説明書は。 それを読んだ三人の間に、しばらく沈黙が流れる。 「“天界”とは何だ?」 当然の、しかし言い出しにくい疑問を口に出したのは、手塚国光だった。 「天界って言われてもねぇ……」 「言われてもにゃあ……」 答えなど持ちようがなく、三人はこれを『常識外の産物』として片付けた。 そしてもうひとつの『常識外の産物』。 こちらに説明書はなかった。ただ、円筒のてっぺんにラベルが貼ってあった。 『学園都市の警備ロボット』と書かれていた。 「説明不十分だな」 「こういうのにこそ説明書が必要じゃない。だいたい『学園都市』ってどこよ」 「こんなハイテクなロボット、ユーロでも第三新東京市でも見たことないね」 「「『第三新東京市』?」」 こうして、他の2人が『第三新東京市を知らない』ということが分かってしまったわけで。 しばらく、喧々諤々の常識議論が行われることになった。 その結果、分かったのは『全員、住んでいる常識がバラバラだ』ということ。 まず、手塚と月岡の住んでいる日本では、『セカンドインパクト』が起こっていない。 海も青いまま。 だから首都は東京のままだし、エヴァも当然存在しない。 信じがたい話だが、そんな世界に生まれなくてよかったとマリは思う。 エヴァがないなんて。 ここで、月岡彰の住む『日本』が、『大東亜共和国』という国名になっていることも公開された。 国勢がどうも色々違うらしいけど、そういうのはすっ飛ばして。 学生である彰にとっての重大事は『プログラム』という『戦闘シュミレーション』の存在であるらしい。 そこでは、まさに今この場でマリたちがやらされているような『殺し合い』を、なんと中学のクラス単位でやらされるらしいのだ。 今しているように支給品を配られて、今と同じように首に首輪をつけられて。 なんちゅー国家だ。 月岡は、そのプログラムに巻き込まれた最中から、ここに連れて来られたらしい。 「確かにあたしは首輪を爆発させられて死んだはずなのよね。 本当に、どうしてこんなところに来てるのかしら……あ、ちなみにアタシはその時ひとりも殺してないから。本当よ。信じてね」 ……死んだはずなのに生き返ってるって。 これ以上、頭が痛くなる事実を増やさないでほしい。 一方で手塚国光の世界には、どちらも無かった。 セカンドインパクトも起こらなければ、大東亜政府の独裁もない。 それだけ聞いたところでは、一番に平凡で平和な世界だ。 そこで彼は、毎日いかにも青春らしく部活動に精を出していたのだという。 ただし、ある意味で一番の驚愕をもたらす事実が待っていた。 「「部活……って、手塚さん、学生だったの!?」」 「中学生だ……」 これが一番、信じられなかったかもしれない。 そういうたくさんの事実が一度に判明してしまった。 これが信じられないなら、3人のうち少なくとも2人には、重度の空想癖か妄想璧があることになってしまう。 『セカンドインパクトの起こらなかった日本』とは……。 もしかしてもしかして、『いわゆるパラレルワールドってやつ?』と感じ取りながらも、それを言い出すのには勇気がいった。 いやいやそんなSFみたいな、という内心の声が聞こえるせいだろう。 それは、他の2人にとっても同じだと思う。 『知識』として『情報』を獲得したが、それを『受け入れる』となると時間が必要。 そんな感じの認識なのだった。 「それで? 手塚くんたちはこれからどうするつもりなのかにゃ?」 問いかけてみると、手塚のきっぱりした即答が返って来た。 「さきほど挙げた仲間を探す。越前以外は他校の生徒だが、それなりに付き合いは深い。 どいつも殺し合いに乗るような連中ではないからな。 ……そう言えば、お前たちに知り合いはいないのか?」 「いないねぇ。こちとら、第三新東京に越してきたばっかりだし。 もしかしたら来てるかもって人には心当たりあるけど、わたし、その子の名前知らないし」 使徒から東京を守るエヴァンゲリオンに乗っているパイロットだというのは、一応伏せる。 仮にも、ユーロからこっそり密入国した身分なのだ。世界が違うかもしれないとはいえ、隠しておいた方がいいと思った。 「アタシはクラスメイトが何人か参加してるかな。 でも、そんなに付き合い良い方じゃなかったから、そんな深く知ってる仲じゃないわよ。 手塚くんみたいにきっぱり信頼できるとか言えないわ。 一応、仲良しグループのリーダーだった桐山クンってかっこいいい男の子がいるんだけど……」 月岡は妙に女っぽい仕草で、そっけなく肩をすくめてみせた。 「顔を合わせづらいのよねぇ~。アタシ、前のプログラムでその桐山くんに殺されちゃったから」 これにはさすがに、二人ともかける言葉を持たなかった。 桐山くんに会ったら逃げた方がいいわよ。あたしもあんまり会いたくないし、と付け加える。 「これからのことか……そうね。アタシは手塚クンと一緒に行っていい? さっきの情報交換で、もっと情報が必要だって分かったし。手を組んだ方が生き残るのに有利そうだしね」 「ああ。こちらは別にかまわないが」 「うん、そっか。情報提供ありがとね。じゃあわたしも行くわ」 必要最低限のことは聞けた。 マリはすっくと立ち上がった。 「真希波、どこへ?」 「こう、皆でつるむのってキャラじゃないんだよね。 今までだって大人たちの間に混じって、人には言えない事をやってきたしさ。 わたしは一人で動く方が、性に合ってるかなって。」 「しかし、一人きりで行動するのは危険だぞ」 「別に、スタンドプレーに走ろうっていうわけじゃないよ。 手塚クンたちには探してる仲間がいるんでしょ。途中でそういう知り合いに会ったら、キミのことを教えてあげる。 こっからだと、北の山と南に行くルートがあるから、アタシは北の方に行ってみるよ。 二手に分かれて探した方が効率的でしょ? 違う?」 我ながら正論だった。手塚もこれには反論できないでいる。 しかし、それでも渋い顔をしたままだ。ひょっとしたら、これが地顔なのかもしれないけど。 やはり男2人、女1人というチーム分けは、男子として良心の呵責を感じるのだろう。 「行かせてあげればいいんじゃないの?」 もう1人の男――正確にはオカマちゃんが、助け舟を出してくれた。 「アタシも不良グループにいたから分かるけど、一匹オオカミになった方が逆に落ちつけるって人はいるものよ。 それに、一人でいたって三人でいたって、危ない時は危ないわ。遠くから一方的に狙撃される場合だってあるし」 やはり、経験者の言葉には重みがある。 「それに、こういうサバイバルだと、男よりオンナの方が有利だったりするのよ。女の子の方が基礎体力があるもの」 ……オカマちゃんに言われると、説得力があるようなないような。 しかし、一人の方が落ちつくというのも、けっこう当てはまるところがあった。 マリは、基本的に戦うことが好きだ。 別に人殺しは好きではないけど、使徒と戦う時などは、けっこう戦闘狂というか、イッちゃった状態になっているらしい。客観視はできないのだが。 別に、『戦う時の顔』になるのが嫌ではない。それに、見られるのが嫌でもないのだ。 ただ、自分の中にそういう『本性』があるとなると、やっぱりそれを知られた時の対応に困るというか、 あるいはチームプレイには慣れていないというか……胸の中に、もぞもぞと面妖なざわめきが発生してしまう。 ようするに、ただでさえ慣れない環境にいるのだから、これ以上慣れないことを背負いたくはないというマイペースが心底にあった。 ……だからといって、1人でどうしようというアテがあるわけでもないのだが。 いや、アテと言えないが『気にかかること』ならあった。 第10使徒と交戦した時に出会った、エヴァパイロットのはずの男の子。 エヴァに乗りたくないと胸がしめつけられるような顔で言っていたのが、不思議と興味をひかれた。 もしかしたら、彼が呼ばれているかもしれない。 そういう予感があった。 でも、外見だけしか分からない。 そもそもここにいるのかすら、分からない。 そもそも、友人でも何でもない。二回ほど会話を交わした程度の関係だ。 そんな、限りなく縁の薄い人間を探すのに、手塚たちの手を煩わせるわけにいかないというのが、もうひとつの大きな理由。 「どうしてもというなら、止めることはできないな……。なら、せめて集合場所を決めておけ」 「第三放送の時間に、病院ってことでいいんじゃない? あんまりすぐ集合すると、地図の端に行ってたりしたら帰って来るのが面倒になるし。 怪我して病院から動けない間に集合時間が来て……ってこともあるかもしれないし」 「おーけー!」 手塚もどうにか折れた。 「それじゃあね~。月岡くんたちも、頑張って生き残ろうね!」 「もっちろん! アタシだって死ぬ気はないわよ~。まだまだ生きてやりたいこといっぱいあるんだもん」 「おー! こっちだって死ぬつもりはないぜ!」 オンナ同士(?)で高らかに激励を交わす。 名残りを惜しむのも手早くすませ、マリは広がる夜空の下へと出た。 1人で見上げる夜空は、広い。 第三新東京で、一人で双眼鏡片手に見上げていた青空を思い出した。 そう、あの時も1人の時間だった。 「殺しいあいかー、まいったな……でも、できるだけのことはするしかないよね」 戦うことは大好きだし、痛いのだってある意味楽しめる。 でも、人を殺したりするのは趣味じゃない。 だけど、だからって流されるままじっとしてても、何も動かない。 いじけていたって、何も解決しない。 たとえエヴァがなくたって自分らしく、適当にやってみるしかないんだろう。 いつもどおり、好戦的に打たれづよく、それでいてほどほどにズルくいい加減に、立ちまわって生き延びて生還してみせる。 「しっあわっせは~ あ~るいてこ~ないっ だ~から あ~るいて、ゆっくんっだね~」 そうだ、歩いて行かなきゃ。 どこにたどり着くのか分からなくても、歩かなきゃ。 歩くのを止めたら、きっと幸せにはたどり着けないんだ。 【D-4/海洋研究所付近/一日目・深夜】 【真希波・マリ・イラストリアス@エヴァンゲリオン新劇場版】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、不明支給品0~2、 眠れる果実(スリーピングフルーツ)@うえきの法則 基本行動方針:生還してまたエヴァに乗る。 1:北の方に行ってみようかな。 2:気分の向くままに行動。とりあえず、自分から人を殺すことはしない。 3:エヴァのパイロットだった男の子が来ているのか気になる。 4:越前、跡部、真田、切原、遠山に会ったら、手塚のことを伝える。第三放送時に病院で集合。 5:桐山和雄には警戒。 [備考] ※参戦時期は、二号機の中でシンジと会話を交わした直後です。 ※手塚国光、月岡彰と簡単な情報交換を行いました。互いの世界と知り合いをおおざっぱに把握しています。(ただし碇シンジのことは教えていません) ◆ そうだ、生きてやりたいことはいっぱいある。 ……一度死んだのに生き意地が汚いとか、言わないでね。 前回で死んだ時は、それこそあっという間に終わっていたのだから。 死を実感する暇などなかった。 だから、二度目の死を受け入れるつもりもない。 「さて、オレたちもそろそろ移動すべきだな。この海洋研究所は見ていない場所も多いが、どうする?」 「アレだけ走りまわったんだから、誰かいたら見に来てるんじゃない? もう他に人はいないと思うわよ」 「それもそうだな。なら真希波に言われたとおり、南方の施設から探していこう」 淡々と予定を語る手塚を、彰はほれぼれと見ていた。 こんな状況でも顔色ひとつ変えないポーカーフェイスに、『こいつなら何かやってくれるんじゃないか』という感じで滲み出るオーラ。 彰は父親の仕事の関係上、『できる大人』と接する機会が多い。 桐山和雄のように、独特の『カリスマ』を持つ人間を見抜く目は、同年代の少年よりはるかに発達していた。 だから手塚国光という中学生に、かなりの高評価をつける。 桐山和雄レベルとはいかないが、他の桐山ファミリー――沼井充や笹川竜平たち――などよりは、よほど使える人材と思えた。 しかも、基本的に仲間思いで責任感も強そうだ。 生き延びる上では、それなりに優秀なパートナーになるだろう。 オンナとして(そう、女として)男を見る眼とは別の眼で、彰はそういう損得勘定もしっかりと計算していた。 優勝候補筆頭の桐山和雄を尾行し、最後に桐山だけを殺して優勝するという、シンプルで単純な方法は失敗した。 それは、彰が桐山のことをまだまだ舐めていたからだ。そこは反省しよう。 そして、その簡単な方法が使えないとしたら、今度はどういう方法を取るか。 だったら、徒党を組んで他人と協調した方がいい。 その方が、生き延びる確率はむしろ上がる。 別に、積極的に殺し合わなくても生き残ることはできるのだ。 以前にも『バトルロワイアル』に参加した彰は、それを知っている。 桐山和雄やその他の乗ったクラスメイトのように、必ず何人かは殺し合いに乗った人間が現れる。 月岡彰1人が積極的に乗らなくても、放送で名前は呼ばれていくことだろう。 それに彰は、自分から手を汚すようなことを好まない。 倫理と言う意味ではなく、美学という意味で。 ただし、自分から襲われた場合、殺さなきゃ死んでしまう場合は別だ。 その『殺さなきゃいけない場合』が来た時の躊躇は、人よりずっと少ないかもしれないけど。 (だから『殺さなきゃいけない時』が来るまでは、よろしくねっ、手塚くん……) 月岡彰は『生き残る為に有利だから』、仲間を作るという選択をした。 嘘はついていない。 それはつまり、手塚と組んでいる間も、『生き残るのに有利になるように』動くということだ。 そんな彰の真意を知らず、手塚は呑気なことを真面目に言った。 「そう言えば、研究施設らしく、あちこちにアナウンスがあったな。だとしたら、放送室で呼びかけてみるのはどうだろう。 これだけの広さがある施設なら、外にもある程度聞こえるだろうから、人を呼べるかもしれな――」 「だめーっ! それはダメよ、手塚クン。ダメ、絶対」 「なぜだ?」 「前の『プログラム』で拡声器を使った人が、酷いことになったから」 【D-4/海洋研究所前/一日目・深夜】 【手塚国光@テニスの王子様】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、不明支給品1~3 基本行動方針:殺し合いには乗らずに脱出。 1:そうなのか……。 2:気のせいか? 月岡からやけに視線を感じる……。 3:月岡と共に海洋研究所以南を探索。第三放送時に病院で真希波と待ち合わせ。 4:越前、および他校生との合流。 5:桐山和雄には警戒。 [備考] ※月岡彰、真希波・マリと、簡単な情報交換を行いました。互いの世界と知り合いを、おおざっぱに把握しています。 【月岡彰@バトルロワイアル】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、不明支給品0~2、 警備ロボット@とある科学の超電磁砲、タバコ×3箱@現地調達 基本行動方針:生き残る。 1:ここは経験者として、ちゃんと注意しなくちゃね。 2:手塚クン、老け顔だけどなかなかカッコいいじゃない。 3:手塚クンと共に海洋研究所以南を探索。 4:桐山クンにはあんまり会いたくないわ…。 [備考] ※手塚国光、真希波・マリと、簡単な情報交換を行いました。互いの世界と知り合いを、おおざっぱに把握しています。 【警備ロボット@とある科学の超電磁砲】 月岡彰に支給。 自動販売機の破壊を見過ごせない学園都市の忠臣。 警備員(アンチスキル)に狙撃の際の遮蔽物として扱われていたり、銀行強盗の現行犯に向かって行ったりと、意外と出番は多い。 本来は学園都市のコンピュータによって制御されているはずなのだが、 このロワではどこから電波を受けて動いているのか不明。 【眠れる果実(スリーピングフルーツ)@うえきの法則】 真希波・マリ・イラストリアスに支給。 天界の“眠れる果実島”に自生している果物。 大きさはバレーボールサイズほど。 眠りから起こされると凶暴化し、鋭い牙をむいてどこまでも追いかける。 このロワでは、ディパックの中にしまわれている限りは眠っている。 ディパックから取り出してすぐに敵に投げつければ、相手を襲う武器として使えなくもない…? 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